昨日、アナログ絵のうさぎさんが完成しました。
前の
とらさんと同じ、パネルに下地を作り、アクリルで描いています。サイズはF6。
シルエットと線で形を整え、ふんわりうさぎさんが浮かんできたところから写真を撮りました。
ふんわりシルエットが浮かんできました。
背景と陰影を中心に筆を進めた状態。だいぶ浮かんできました。
今回は諸事情により、一晩で仕上げる必要がありました。
貢物をお供えした後、作者が美味しく頂きました。
毛の流れを意識しつつ、描き起こしていくとこの状態に。
色気が出てきました。
さらに根気良く筆を進めると、ふわふわのうさぎさんになってきました。
ここまでくると、あともう少し。
バランスを見ながら全体を整え、サインを入れて、完成。
スキャンするとこうなります。タイトルは「夢想」。
婦人像のように愛らしいうさぎさんが描けたと思います。
また、新たな試みや、細かな仕掛けにより、キラキラとした画面になっています。
是非原画を見ていただきたい一作になりました。
まだ2作目ですが、肖像シリーズはしばらく続きそうです。
今回筆を進めるうちに、とても今の自分に合っていると実感できました。
少し話は変わりますが、制作中、創作活動について時々考えます。
クライアントから仕事を請け制作する伝達物としてのイラストとは異なり、
作家としての創作のいいところは、向き合えることだと思います。
自分、表現、画材、技法、画面、、、
向き合うだけ向き合って生れたものが、世間に受け入れられるか受け入れられないかは分かりません。
願わくば受け入れられたいものですが、ダメなら仕方ないですね。
悲しいけど、個の産物なのですから。などと悲観的になりながらも希望を持つ、
または捨てきれないところがいかにも自分らしい。
そんな自分だから絵を描いているのかもしれませんね。
さて、次は誰を描こうかな。
描くのが楽しみなのはいいことですね!